いつも思うが、介護の常識は世間の非常識
週2回の入浴支援さえしておれば良いという運営基準は、最低基準でさえなく、人の暮らしとしては意味のない基準である。
入浴支援だけではなく、食事も栄養補給より、人の愉しみとして、おいしく食べることができる行為のために何が必要かを模索し、支援者が立ったまま食事介助することの危険性とあわただしさがあって、プラス要素はない。
プライバシーに配慮のない排泄支援は最悪である。
廊下に行列を作って排泄支援や入浴支援を受ける暮らしの異常さ。
オムツをしている人が、「オムツが濡れた」と訴えているのに、「もうすぐオムツ交換の時間ですから待ってください」などと言って、時間ごとにしかオムツを変えない異様な世界は、世間の非常識だという意識を持つことと思う。