Allo介護の不思議な世界

こんにちは!介護ブログ管理人です。 この記事は介護は難しい、わかりにくい方に向け、初心者でも簡単に紐解いた解説をします。 介護保険は、3年毎に改正されます。この記事を読むと、最新の介護事情や歴史に触れることができます。 とは言え、一体どうしたらいいかが分からない…というあなたのために、一日一つブログをアップし解説したいと思います。 この記事を読み、実践する事であなたも介護の達人になりますよ! ですので、ブックマークをつけて、じっくりと読み進めながら取り組まれてみてください。

分相応の経済観

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元総理大臣の池田勇人氏は蔵相時代に「所得の少ない方は麦、所得の多い方は米を食うというような経済原則に沿ったほうへ持っていきたい」と答弁し、これが「貧乏人は麦を食え」と伝えられました。



要するに、分相応な暮らしをしろと言うことで、「貧乏人は麦を食え」はまさに正論です。



介護では「貧乏人は在宅介護をしろ」と言う話しになります。



そのことが結果的に高齢者が望んでいる暮らしが実現となり、お金で買えない幸せを得ることができます。



有料老人ホームという施設がありますが、この施設に入居できる方は相当裕福な方たちですが、入居者に共通してるのは殆どの方が自宅での暮らしを望んでおられ、悲しくも寂しい高齢者の方たちです。



貧乏人は麦を食えじゃないけれど、分相応の暮らしをするっていうのは生活の基本です。



一番の無駄なお金は人が死んで通夜、葬式、法要という宗教的行事に付随してお寺に払うお金です。



今は普通の葬式をする方は少なく、家族葬の時代になってますが、家族葬をされた方々が必ず言われるのが、葬式は安くなったけど、お寺に払うお金が高すぎるということです。



そこで今、急激に増えているのが直葬です。



直葬とは通夜・告別式を行わず、納棺後すぐに火葬する葬儀のことです。



これなら安く葬儀にかかる費用を大幅に抑えられるだけではなく、遺族の体力的・精神的な負担を軽減することができます。



直葬をすれば、数百万円のお金がいらなくなります。



その数百万円のお金を、故人が生きてるうちに故人の為に、使ってあげたほうが喜ばれるのではないでしょうか。



人間は見栄で生きてる部分は必ずあり、盛大な葬式をするのもその見栄の部分です。



お寺に沢山のお金を払って、院号とかの位をもらうのも、見栄以外何でもありません。



「貧乏人は直葬をせよ」と言いたいところですが、今の時代はお金があり、見栄で生きてる芸能人でも殆どが家族葬とか直葬をする時代です。



在宅介護も、特に介護離職された場合とか金銭的に大変です。



分相応な暮らしをすることと、亡くなったあとの葬式のことも要介護者と話しておかれればと思います。