在宅介護へ方向転換ができない根本的な問題
介護保険制度の充実が進めば、在宅介護は増えると言う人がいます。
これは、いかにも素人の発想で、介護の現場を知らない人です。
いくら在宅介護を充実させても在宅介護は増えません、仮に「在宅介護すれば一か月に50万円支給します」という制度を作ったところで在宅介護は増えません。
何故なら、在宅介護しないのは制度の問題ではなく、介護者の人生観の問題だからです。
水の飲みたくない牛を川に連れていっても飲まないのと一緒で、在宅介護したくない人間に何を言っても、どんな制度をつくっても無駄です。
世の中を変えるには、「政治」「宗教」「教育」しかありません。
介護施設に入居してる、宗教に非常に熱心な利用者も見てきましたが、特にどの宗教だから在宅介護をされるということは、今の宗教にはない。
政治を見ていくと、介護保険制度はまだまだ課題はあるにしても、在宅介護してる方々はその恩恵に浴してると思います。
国とすれば一応は在宅介護を推進してますが、「在宅介護をしましょう」と声を大にして言えない面があります。
何故なら、それをすると介護離職する人が多くなるからです、安倍総理大臣は在宅介護を推進しながらも、介護離職を食い止めるために、特養の増設を指示され大変矛盾した政策をしています。
教育ですが、小学生の頃から、学校で「在宅介護は美徳である」「親に育ててもらった恩返しに、在宅介護を」と教育していくことで在宅介護は必ず増えていくでしょう。
韓国人が日本人の悪口ばかり言うのも、「日本は悪い国だ」と韓国人の誰もが言うのは、小学校からの「反日教育」にあるのです。
このような教育は、民度の低い韓国だからできることですが、この例を見ると、教育は非常に効果があると思わざる得ません。
日本は韓国と違い、民主主義国家なので、在宅介護する自由、しない自由、介護施設に入れる自由、入れない自由が保障されてますので、そこまでの教育はしないのでしょう。
在宅介護の社会にしようと本気で思うなら、教育しかないのです。
余談ですが、荒れる子供、非行に走る子供を更生させるのも教育しかありません。
それは、今の教育を変えて体罰を認めるスパルタ教育にするしかないのです。
暴力と体罰は根本的に違います。
体罰を否定して、薬物、カウンセリング、思いやいが大切などと言ってる無知な評論家もいますが、現実問題としてそんなもので荒れる子供の気持ちが変わる筈がないのです。
戸塚ヨットスクールという、素晴らしい学校が家庭内暴力、非行等の荒れる子供を体罰によるヨット教育で沢山更生させてきたことがそれを実証しています。
今後も、在宅介護される方はどんどんと減っていくでしょう、ある程度までは介護施設も増設されていくでしょう。
在宅介護するのも、しないも自由なら、介護施設に入れるも、入れないも自由な訳で、考えてみれば日本は民主主義の素晴らしい国だと思います。
先進国、七か国に共通してるのは、民主主義ですが、日本だけが自らの手で民主化できなかったという悲しさもあります。