上司と乳母捨て山
介護施設に入居されてる利用者は、自宅での介護ができなくなって仕方なく入居される方は約20%です。
残りの約80%の利用者は、自宅での介護をしようと思えばできるけど、在宅介護はしたくない理由で預けられています。
日本は民主主義国家なので、思想信条の自由、信仰の自由等あらゆる自由が認められています。
信仰であっても、信仰をする自由としない自由があります。
ものごとを科学的に考えたら「神様が人間を創ったのか、人間が神様を創ったのか」は結論が出てますので、私は信仰はしません、しかし信仰するしないは自由ですから、宗教を否定も肯定もしません。
介護も同じです、在宅介護する自由としない自由があります。
介護施設に預ける自由と預けない自由があります。
介護業界に入ると、この「介護施設は姥捨て山」という現実に、否応なしにぶち当たります。
そこで、介護職は二つに分かれます。
ほとんどの介護職は、その現実を受け入れて、可もなく不可もなく仕事をします。
それを批判したところで、全くお金にはならないし、どうせ他人事ですからどうなろうと自分は関係ないと思っているのです。
ちなみに、ほとんどの施設長、ケアマネはこのタイプです。
わずかの介護職は、その現実を受け入れられなく、何とか社会を変えたいと大きな夢を咲かせて仕事をします。
介護施設に入居してる利用者の約90%が自宅へ帰りたいと思っている訳で、その利用者の代弁をしてるだけですが、施設長、ケアマネ等を敵にまわすことになります。
施設長、ケアマネとすれば利用者の代弁をすることは、それが正論であるがゆえに、面白くないのです。
利用者を食い物にしてお金を儲けてやろうと思ってる介護施設経営者がほとんどですから、その経営者の機嫌をとるのが仕事の施設長、ケアマネとすれば、同じく利用者を食い物にして自分の昇進、昇給をすることしか考えてないのです。
全ての仕事に共通していますが、上司に逆らってまでその仕事を続ける意味はありますか?
優秀な方は、自らの道を切り開いていきます。
方向性を間違わないようにしましょう。