介護職に資格が必要な理由とは❗
今はどうか知りませんが、十数年前は介護業界に入れば、まず介護福祉士を目指すことがステータスでした。
今は、この資格の受講資格はいろいろと難しいようですが、実務経験が3年必要というのは変わってないようです。
介護職は、10人新人が入れば、1年で6人辞め、3年でそのうちの3人辞めますから、3年後に残るのは1人という計算になります。
介護福祉士の資格を取得するよりも、3年以上勤務して受講資格を得ることの方が難しいとも言えます。
この資格を取得する究極の目的は、利用者に知識と技術に基づいた高度な介護を提供することにあります。
そして、介護職として身につけておかねばならない最低限の知識であり、介護技術ですので勉強しなければなりません。
わたしは時々、介護施設経営者、施設長、ケアマネ等の批判をしますが、批判をする以上最低限自分自身も努力して資格を取得し、知識を身につけていなければならないと思っていました。
よく、介護職は「優しさがあれば資格はいらない」と言われる人がいますが、これは介護職を甘やかせて、向上心のない人間にさせる言ってはならない言葉です。
そしてこの言葉は間違っています。
医師、看護師等は優しさがあれば資格はいらないのでしょうか?
きついようですが、5年ぐらいして介護福祉士の資格が取得できない介護職は介護業界から去るべきだと思っています。
繰り返しますが、この資格の目的は、利用者に知識と介護技術に基づいた高度な介護を提供することにあります。
介護職は給料は利用者からいただいています、ですから利用者を思いやれない介護職は去るべきなのです。
最後に、介護支援専門員【通称 ケアマネ】の資格ですが、合格率は15%~20%で難しい資格だと言われています。
合格率の低い試験は2つのことが考えられます。
一つは、司法試験に代表されるように、試験自体が非常に難しい場合です。
もう一つは、受験する人間のレベルがあまりにも低い場合です。
ケアマネ試験は、どう考えても後者の方に当てはまるのです。
では、また。