看取り介護の方向性
死者数が増え続けるわが国では、看取り介護を提供する場、看取り介護を受ける場は必然的に多様化せねばならないが、人生の最終ステージを支援する方法論について、場所による違いはなく、しなければならないことは同じと思う。
人生の最終ステージに一番求められているものとは、人生の最終ステージを生きる人が、それまでの人生で培ってきた様々な関係性を振り返ることであり、そこに関係深い人や物が存在していれば、それに優るものはないのだと思う。
看取り介護に係る関係者は、その関係性を紡ぐお手伝いをすることが一番重要なことではないかと思う。
高度医療や高度な看護が求められているわけではないことも覚えてほしい。