介護施設に看護師がいらない理由!!
ある施設の看護師は「血糖値の測定もインスリン注射もできない」「バルン交換ができない」「胃ろうの管理ができない」等と介護職員が嘆いていました。
特に驚かなかった理由が、
介護施設は「看護師の墓場」と言われてますので。
総合病院等で「知識がなく看護師として使い物にならない」等の看護師が、最後にたどり着くのが介護施設ですから、そのレベルの看護師は大いに有り得ると思ったからです。
介護施設は、看護師の人数が基準を満たさないと、介護保険の報酬に影響があるので、「とにかく居てくれればいい」というのが本音です。
介護施設が欲しいのは、看護師としての仕事ではなく、看護師という資格なのです。
介護施設は医療処置は確かに少ないし、毎日同じことの繰り返しなので、看護師はすぐに仕事をこなすことができるようになります。
しかし、施設は生活の場なので、治療の場である病院とは重要なポイントが違います。
看護師自身の考え方の切り替えが必要なのですが、このことが殆どの看護師には理解ができません。
介護職に対しては、まるで命令するように指示を出してみたり、そして介護の仕事をお願いすると断ってみたり、やりたい放題です。
そうなると「あの看護師さんは施設未経験ですよね、施設がどういうものか教えてあげてください」と、介護現場からクレームがきます。
そうこうしているうちに、介護職は、看護師の命令を平気で聞かなくなり、3か月もすると、周りに受け入れられていないことを感じとった看護師は「ここの施設はレベルが低い、こんな人たちとは、一緒に働けない」といって辞めてしまいます。
介護施設は、入居者の生活の場であり、そのQOLを保つために看護師と介護職等が役割分担をしています、疾患を治すことが目的ではないのです。
つまり、看護師も介護職も対等なのです。
だからどんなに臨床経験豊富な看護師でも、介護施設ではまったくの新人。
すべてをゼロからはじめる気持ちで挑まないと、ギャップをぬぐいきれないまま、去らざるをえなくなってしまうのです。
今までどこの病院でも使い物にならなかった看護師が、介護施設に来ると介護施設は看護師不足ですから、現場を知らない経営者、施設長あたりは蝶よ花よとしてくれます。
そこでレベルの低い看護師は大きな勘違いをしてしまうのです。
介護施設に、このようなレベルの低い看護師はいらないのです。