世界中がコロナウイルス対策で大変なときの介護施設
世界中でパンデミックになっているコロナウイルスですが、介護施設もコロナ対策では他人事と思わないようにしましょう。
以前、社会福祉法人の特養で、ノロウイルスが集団感染しました。その対策、補償等で一千万円以上使ったと言われています。なので、ノロでありコロナであり、予防に数百万円使っても安いものです。
介護現場で事故が発生した場合、事業者や施設はその詳細を市町村に届け出ることが義務づけられています。
その報告内容の約8割は、ベッドや車椅子などからの転落事故、そして歩行中や立ち上がりに際しての転倒事故となっています。
介護施設では、事故が起こった場合、100%職員のミスになります。
個室で、自立されてる利用者が夜間に転倒しても、トイレの中で転倒しても、職員のミスになります。「見守りしてたら防げたミス」のことです。
食べ物を喉に詰まらせて利用者が亡くなられるケースもよくありますし、実際に裁判になっている事例もあります。
こういう場合でも、介護者は利用者が安全に食べるのを見守る責任があるので、裁判では介護者が敗訴するケースがほとんどです。
医療や介護の現場で、ヒューマンエラーは絶対になくなりません。
裁判がある度に、介護施設での事故は介護者に100%責任はありますが、在宅介護ができる環境があるのに介護施設へ丸投げした家族はどうなんだと思います。
親を在宅介護するという義務を果たさない人間は、介護施設に感謝がないから裁判にまでなると思います。
在宅介護したいけど、いろいろな事情で施設介護を選択せざる得なかった家族の方は、介護施設に大変感謝をされてます。
その違いは、大いにあります。
介護施設としては、本当に在宅介護ができなくて困っている要介護者に入所してもらうべきと思う。