平均寿命と健康寿命
平均寿命は、男性は81歳、女性は87歳です。
死ぬ人と死なない人がいるのなら、死んだ人は「可愛そう」となりますが、誰も必ず死ぬ訳ですから、平均寿命を生きた人は幸せであり、「年歳に不足はない」といえます。
特別養護老人ホーム等に入居されてる利用者の多くは、平均年齢を超えています。
そうしてみれば、長寿で幸せな人だとも言えます。
心臓病、癌、脳溢血等で60代ぐらいに死ななかった場合、人間はまず要介護状態になります。
介護される平均年齢を健康寿命と言いますが、男性は72歳、女性は74歳です。
健康寿命というのは、案外短いものなのです。
健康寿命になれば、要介護状態になり一人で生活することも難しくなりますから、その年齢までに男性も女性も旅行等、好きなことをされればいいと思います。
健康寿命と平均寿命の差が、平均の介護年数ですから、男性は72歳から10年間、女性は74歳から13年間が平均の介護される年数です。
平均寿命というのは、あくまでも今、生まれた赤ちゃんの寿命です。
例えば80歳の男性の平均寿命は81歳、80歳の女性の平均寿命は87歳ではありません。
80歳の男性の平均余命は88歳であり、80歳の女性の平均余命は91歳です。
タレントのそのまんま東は90代後半で祖母を亡くされ、長寿を全うされ、めでたいということで葬式のあとで家族全員でバンザイをしている写真をテレビで見せていました。
長寿を全うされた人は年歳に不足はあるのか、ないのでしょうか。
私は、年歳に不足はないと思います。
しかし、いくら年歳に不足はなかっても、親を亡くすということは悲しいものです。