介護に息抜きが必要な理由とは!
わたしは、在宅介護こそ要介護者の願いを叶えるものとして、推進するべきであると思っています。
そうであっても、以前から何が何でも特攻隊精神で在宅介護はすべきではなく、いろいろな事情で施設介護も選択すべきで、施設介護を否定したことは一度もありません。
「介護・看護疲れ」が動機の殺人は無理心中も含めて年間約50件、同じく「介護・看護疲れ」が動機の自殺は年間に250件を超えています。
介護者の方は「レスパイトケア」(息抜き)を必ず実行して下さい。
そして今日はこの「レスパイトケア」と言う言葉を覚えて下さい。
レスパイトのもともとの辞書的な意味は延期とか休息、休養の意味です。
レスパイトケアとは難病の子供を抱える家族や、高齢者などの介護をする家族に対して不安を取り除き、一時的にケアを代理し、休息を与える家族支援の意味で用いられます。
多くのケアマネは在宅介護の経験がなく、介護福祉士でできる要介護者のコーディネーターの仕事ばかりしてますが、介護者のレスパイトケアの必要性を全く理解しておらず、介護者のフォローは殆どしません。
「レスパイトケア」これは介護をする側へのケアですが、その大きな目的は、在宅介護の継続が可能になることにあります。