体罰の縮図
マスコミは「体罰は悪である」というスタンスを取っていますが、一般の考えとは実は違っているのです。
あるテレビ番組で街頭アンケートを取っていましたが、6割は「体罰は必要」という意見でした。
国民は経験的にわかっているんです。
体罰は人類発祥以来営々と行われてきたものです、その意味も考えないで、体罰は悪だと言い放っている。
体罰の定義とは「進歩を目的とした有形力の行使」です。
子供を進歩させようとしてやるものです。
教育とは人間を進歩させるための行為です、ところが、現在の教育にはこのことが置き去りにされています。
欧米では表向きは体罰不要という顔をして、裏でしっかり体罰をやってきたし、欧米の教師はつい最近までムチを持って教育をしてきました。
学校で本能を鍛えることをいっさいせず、権利ばかりを教えてしまった結果、子供たちの生きる能力が低下していったんです。
その結果どうなったのかと言いますと、「叱るより褒めろ」、「褒めて伸ばせ」、「体罰反対」などと言って育てられた人間が、在宅介護ができる環境であり、経済的にも恵まれている環境でありながら、介護施設という姥捨て山に親を捨てています。
特養に入居されている約8割の利用者がこのパターンです。
介護施設の荒廃した状態は、今の教育の縮図です。
介護というのは、基本的に利用者本位でなければならないのです。
介護施設に入居してる利用者の9割が自宅に帰りたいと望み、その家族のほとんどが在宅介護できる環境であるのなら、利用者の立場で介護を考えましょう。
在宅介護をされていて、年間250人以上の介護者が自殺、心中、殺人をしています。
その方たちが要介護者を施設に入れようにも、施設が満杯で待機しなければならないのです。
だったら、本当に施設入所が必要な要介護者のために、在宅介護できる方には在宅でしてもらい施設を空けるしかないのです。
在宅介護がしたくない人間にお金をもらって、コネ入所させてる社会福祉法人の特別養護老人ホーム経営者が存在します。それすら言えないケアマネ、相談員等・・・。
介護者も命懸けで在宅介護されてるのなら、ケアマネも命懸けで介護者を利用者をフォローすべきです。
世の中がどう回っているのかも興味がなく、また実際に何も知らずに、「体罰反対」などと無責任に言ってる方々を、わたしは非常に羨ましく思います。
介護を良くしていくには介護施設経営者、施設長、ケアマネらを、体罰付きのスパルタ研修で再教育するしかないと思います。