ICTの導入と加算要件
ICTの導入と加算要件をリンクさせる改定が、複数のサービスで行われた。
通所リハビリテーションのリハビリテーション会議について、医師の参加は絶対条件とはなっていないが、最初から不参加を想定した会議の実施は認められていない。また利用者や家族にすれば、リハビリ会議の場で、医師から直接リハビリの進捗状況や、今後の見込みを聴くことは安心感につながることにもなり、医師参加が欠かせないと考えている関係者も多い。
そのような意味を含め、今回はこの会議への医師参加をさらに容易にするために、医師がテレビ電話等(テレビ会議システムの他、携帯電話等でのテレビ電話を含む)を活用して参加してもよいこととする改定が行われた。これにより介護実施のための医師との調整がよりしやすくなると思える。
また訪問介護等の訪問系サービスの生活機能向上連携加算については、セラピスト等との共同アセスメントを行わなくとも、助言を得るだけで加算が算定できるようになったが、この際のセラピスト等の利用者状況確認は、ICT動画でも可能とされた。そして次の表のような形でのICTを使ったリアルタイムでの情報共有方法や、すでに撮影済みの動画を情報として送る方法での確認などが事例として挙げられている。