介護事業者の評価について《人材の評価》
対人援助という介護事業の中で、一番大事にしているのは特別なことではなく日常である。特別な行事も大事だが、それは日常の暮らしがあって初めて存在するものだと思うので、日常支援をおざなりにした特別な行事はあり得ないと思っている。
そのため職員に対する評価も、日常の当たり前の行為がきちんとできるかをまず評価してほしいと思う。
遅刻しないで出勤し、始業時刻と同時にコツコツと目立たない作業を行いながら、利用者への気配りや整理整頓ができたり、他の職員を助ける行為などをやり遂げている人材が高い評価を受けるべきである。
つまり凡事徹底を行える人材の評価という意味である。
その中で法人の「当たり前」を周知徹底する役割が経営者や管理者はあると思う。
丁寧語を徹底することもその一つである。
経営者や管理者は、職員の心を鼓舞し、地道に働く人にスポットを当てる役割を持つべきと思う。