お前デブだから痩せろよw
人間、自覚さえあればどんな悪習慣でも改善できると考えています。
ただ本人に自覚がない場合は、ちょっと厄介ですよね。
例えば、「太っている」ということを、本人が自覚していなければ、いくら太りすぎで体に悪い状態であっても、やっぱりそれを直そうとは思えないわけです。
こう考えてみると、アクションを起こすためには
「自覚する(させる)」というのが1つのポイントになってくることが分かります。
ダイエットを始めるためには、まずは「太っている」ということをちゃんと自覚することが重要だというわけです。
ただ、「自覚」っていうのは、ようは「気づく」ということじゃないですか。
でもって、「気づく」っていうのは、「教えてもらうこと」とは違うんですよね。
本人が自ら“思いつくこと”を「気づく」と言うわけです。
決して“教えてもらうこと”ではないわけですよ。
ここが少々厄介なところでして。
成長するにも稼ぐためにも「自覚する」ことは重要なんですが、自覚するためにはあくまでも自分自身で思いつかないとダメなわけです。
人に教えてもらったとしても、それで変われる人は少ないですし、反発してしまう人すら出てくるくらいですからね。
「痩せた方が良いんじゃね?」と言われて、「そうですね。」と簡単に受け入れられる人はそう多くはありません。
なぜなら、他人から言われたことよりも、自分の「気づき」に対して人は信用を置いているからです。
だから例えば心理カウンセラーなんかは、相手を更生させるために「説得する」ようなことは絶対にしないじゃないですか。
必ず「自分の力で気づける」ように誘導していますよね。
「○○しちゃダメですよ」と言うのではなく、
「○○したとしたら、相手はどういう気持ちになるでしょうね?」みたいな感じです。
こう言われれば、よほどのバカか価値観が違う人でない限りは、そのうち本人が気づいてくれます。
「あ、俺それは嫌だわ・・・。」といった感じで。
で、確かにこうやって本人に気づかせた上で行動させると、途中で挫折する確率がかなり減るんですよ。
だから、誰かを説得したりセールスしたい時は、こういう方法をとっていくと良いです。
あとは、逆にあなたが説得される側にある場合には
相手のアプローチに頼らない方が良いですね。
先にもお話しした通り、相手がアプローチ上手であれば上手く気づかせてくれて成長することが出来ますが、そうじゃなければ反発したくなってしまう
ということなわけですからね。
そうなってしまっては、あなた自身の成長の機会を
逃すことになります。
というわけで、例え「お前デブだから痩せろよwww」ぐらいの乱暴なアプローチを受けたとしても、
それが自分にとって重要なものなのかそうでないのかは、客観的に見れるようにしておいた方が良いです。
相手を誘導したい時に本人に気づかせなきゃいけないと言われる理由は、「説得されている…!」と感じると、人はそこに反発して動こうとしなくなるからです。
でも、例えばそれでも反発せずに相手の話を聞けるのであれば、自分にとって必要なものを他人に依存せずに手に入れることが出来るようになるということなわけで。
まあ、正しい選択をするための選択眼は、しっかり磨いておかないとどちらにしろダメですけどね。
でもそうやって冷静にものごとを見れる人はそもそも少ないので。
それだけでもかなりのアドバンテージが得られることはお分かり頂けると思います。
引き続き頑張っていきましょう!