Allo介護の不思議な世界

こんにちは!介護ブログ管理人です。 この記事は介護は難しい、わかりにくい方に向け、初心者でも簡単に紐解いた解説をします。 介護保険は、3年毎に改正されます。この記事を読むと、最新の介護事情や歴史に触れることができます。 とは言え、一体どうしたらいいかが分からない…というあなたのために、一日一つブログをアップし解説したいと思います。 この記事を読み、実践する事であなたも介護の達人になりますよ! ですので、ブックマークをつけて、じっくりと読み進めながら取り組まれてみてください。

自己決定と在宅介護の継続

f:id:bochifuntou:20200314170943j:plain




介護施設では、入浴後に着替えをされる衣服も、本人に選んでもらうのが基本です。



決して介護職が勝手にタンスから出して用意はしません、非常識な施設はそれをしてるでしょう。



これは、利用者の自己決定を尊重しているのです。



たかが衣服とか思われるでしょうが、それが介護の基本です。



デイサービスに行かれる利用者が、「何を着ていこうか」と悩んだり、楽しんだりされて、自分で決められるのと同じです。



介護の基本は、「自立支援」「尊厳の保持」「自己決定権の尊重」等があります。



自己決定権の尊重は、要介護者が「どう生きたいのか」という思いをできるだけ叶えてあげることですが、ここで一番問題になるのが、「在宅で暮らしたい」「施設で暮らしたい」二者択一です。



60歳の方にアンケートをすると、約9割の方が将来は自宅で暮らしたいと答えます。



介護施設に入居されてる約8割の利用者が、不本意に思い自宅へ帰りたいのです。



ということは、介護施設のこの8割の利用者は、「自己決定権の尊重」が無視されていることになります。



在宅介護したいけど、様々な理由で泣く泣く、施設入居させなけれならないこともあります。



介護施設入所で一番多いのが、「在宅介護をしようと思えばできるけど、在宅介護したくない」という理由で、施設に入居されてる利用者が全体の約8割です。



しかし、現実は核家族化も進んでいますから、これ以上在宅介護の社会にはならないでしょう。



「せめて自宅で暮らしたい」自己決定を叶える可能性があります。



それは、訪問介護、訪問看護、デイサービス、訪問リハビリ、ショートステイ等の介護サービスを全ての面で、無条件に受け入れることです。



デイサービスに行きたくない、ショートステイに行きたくない方も「小異を捨てて大同につく」のように、それらの自己決定は我慢して、最終的な自己決定を実現させればいいのです。



ショートステイに月に15日間行くと、残りは15日間です。



その残りの15日間もデイサービス、訪問介護、訪問看護等を利用すれば、独居暮らし、老老介護等も乗り越えられる可能性が大いにあり、施設に入れなくて自宅での暮らしを継続できる可能性があります。

自宅で暮らしたいと願っておられる方は、そのあたりのことを良く考えて下さい。